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置き時計の修理(ゼンマイ式)

  • ゼンマイ式置き時計1

    正確な年代はわかりませんが、おそらく60年か70年程前の置時計です。
    台座が大理石になっていて見た目よりもかなり重たいです。

  • ゼンマイ式置き時計2

    こちらの写真が修理品のアップです。
    下の写真と見比べると ツメのようなものが無いのが分かると 思います。
    この部品はアンクルと言います。

  • ゼンマイ式置き時計3

    こちらは正常な状態、時計が動く時にコチコチと音が鳴りますがその音を出しているのがこの部品になります。  
    役割としてはゼンマイの力を振り子に伝える部品です。
    ツメの当たる変わった形の歯車は ガンギ車と言います。

  • ゼンマイ式置き時計4

    1.まずは、このような棒を用意します。

  • ゼンマイ式置き時計5

    2.次に短く切ります。

  • ゼンマイ式置き時計6

    3.そしてヤスリで削ります。まずは荒いヤスリから 細いヤスリに変えて摩擦が起きないように ツルツルに仕上げます。
    完成したら取り付けます。

  • ゼンマイ式置き時計7

    こちらが取り付け前

  • ゼンマイ式置き時計8

    こちらが取り付け後 黒くなっているのはツメを固くするため焼きを入れました。

アンクルのツメも完成したので、次は分解掃除をしましょう。 まずは機械を分解します。
  • ゼンマイ式置き時計9

    まずは、時計本体から機械を取り出します。
    本体を留めているネジが錆びついていてなかなか外れずに苦労しました。

  • ゼンマイ式置き時計10

    これが取り出した機械です。
    機械は錆びも無くきれいな状態でした。

  • ゼンマイ式置き時計11

    機械自体を分解した写真です。
    分解する時に歯車が欠けていたり 歯車の軸が曲がっていないかを 確認します。

  • ゼンマイ式置き時計12

    特に異常は見当たらなかったので 部品を洗浄しましょう、洗浄は時計洗浄用の洗浄液を使います。 洗い終わると、組み立てていきます。

  • ゼンマイ式置き時計13

    まずは、ゼンマイのあたりから、どんどん組み立てていって…。

  • ゼンマイ式置き時計14

    もう片方の地板をはめ込みます。
    このままでははまらないので、歯車の軸を一本ずつ ホゾと呼ばれる軸の入る穴に入れていきます。

  • ゼンマイ式置き時計15

    組み立て終わると、この状態で動かしてみます。
    ここではまだアンクルは付けません。 なぜ動かすかと言いますと、大まかに歯車が正常にかみ合っているか、 歯車に曲がり等が無いか、あと、油をさす為です。 油はゼンマイはゼンマイ用の油、歯車の軸には歯車用の油が ありますのでそれぞれ油をさしていきます。 そしてこのまま振り子をつけて 一日動かします。 時計にもよりますが一日で止まるようであれば、針を付けた時に確実に動かないので どこか調子が悪ければ、止まるので原因を探してそこを直します。

  • ゼンマイ式置き時計16

    そしてまた動かします。 その前に振り子がかなり上にあがっていてバランスが悪いので、 振り子を下げる棒を作りました。

  • ゼンマイ式置き時計17

    写真の上側が元々付いていた物です。 上の写真の金色の部分と変えますので 4センチ程振り子が下に下がります。

  • ゼンマイ式置き時計18

    振り子を伸ばす前です。

  • ゼンマイ式置き時計19

    振り子を伸ばした後の写真です。振り子全体が見えていい感じになったと思います。

針を付けてきっちり動くかどうかと 時間がどのぐらい進んだり遅れたりするかを見るため。 さらに一日動かします。 時間の調整が済めば修理完了です。 今回の修理金額は…。

ゼンマイ式置き時計修理基本料金         8,000円
部品加工代(アンクル)             2,000円
                    合計 10,000円
難しい修理では無かったので、 基本料金と部品作成した分だけ頂きました。